あずみ野フーズです。
フリーズドライって最近よく聞きますけど、そもそもどんなものなのか知っていますか?
名前からして凍らせて乾燥させるってことはわかると思いますが、もっと具体的に掘り下げていきます。
さらに、天日干しと比較して見て栄養価にも違いがあるのかも見ていきます。
フリーズドライって?
フリーズドライ(英語: freeze drying)とは、現代において多用される真空凍結乾燥技術のこと。
フリーズドライというのは製法のことなんですね。日本名で「真空凍結乾燥技術」…なんかすごそう…
水分を含んだ食品や食品原料をマイナス30℃程度で急速に凍結し、さらに減圧して真空状態で水分を昇華させて乾燥させることである。
フリーズドライ食品は民間では保存食として活用されている。水分が除去されている分軽量なので携帯食としても有用であり、軍隊において重くかさばる缶詰に代わる携帯食として発達した。
干物のような乾燥食品は古来から作られていたが、乾燥させるには下準備と長期間の乾燥工程が必要だった。そのため干物づくりに向く一部の食材など限られていた。軍隊が携帯食としての必要性から乾燥玉子や乾燥ポテトなどを開発したが、従来の乾燥技術では品質に問題があった。
フリーズドライ技術によって多様な食品を乾燥状態にすることができるようになった。調理済みの料理などは、乾燥状態にすれば現地での調理の手間を省くことができるため、特に非常食や携帯食に向いている。
ほぼ引用させて頂きましたが要約すると、
- 長期乾燥工程を省くことができた
- 天日干しできない食材を乾燥させることができるようになった
ってところがポイントです。
「マイナス30℃程度で急速に凍結し、さらに減圧して真空状態で水分を昇華させて乾燥」って聞くととてもめんどくさそうなんですけど、今はこれらを一括でできる装置があるんですね。凄すぎです!
フリーズドライのメリット
- 乾燥による収縮や亀裂などの形態の変化が少ない
- ビタミンなどの栄養成分や風味の変化が少ない
- 低水分であるため軽く、輸送性が高い
- 酵素や微生物の作用が抑制され、長期保存ができる
フリーズドライのデメリット
- 食材によっては食感や色などテクスチャーが変化する
- 他の乾燥食品技術に比べ設備投資やエネルギーコストが大きい
圧倒的にメリットのほうが多いです!!
水分を一気に抜くことで、食材そのものの味を損なわないのが特徴です。
最大のデメリットはもの凄い技術のため膨大な設備投資が必要になるということですね…
それでも、これから先技術が進歩したら、自宅でも気軽にフリーズドライできるような装置ができるかもしれませんね!
天日干しって?
フリーズドライに変わって従来の乾燥法がこの天日干しです。
そのままですが、日光に当てて乾燥させることです。
天日干しのメリット
- 自分でもできる
- コストがかからない
- ビタミンC以外の栄養価が高くなる
天日干しのデメリット
- 天候に左右される
- 長期間にわたり干す必要がある
- ビタミンCの欠落してしまう
天日干しの場合、自分でもできる点がいいですね。
それでも、天候に左右されるので自分でやるにはなかなか大変でしょう…それでも自分でやってみたい!という人は下記の点にご注意ください。
食材は薄く切り、均等にする
虫が付かないようにネットなどで囲う
湿気に注意!湿度が高かったり雨が降っていたら中止する
自宅でドライフルーツを作ってみたい人はこのような通気性がよく虫を寄せ付けない干物干しが便利!
まとめ
ここまで「フリーズドライ」と「天日干し」、2つの乾燥方法について細かく見てきましたが、それぞれを比較して簡単にまとめると、
フリーズドライは、自宅ではできないがどんな食材でも乾燥できて味を損なうことのない次世代乾燥法。
天日干しは、天候に左右されるが自宅でもできて、食材の栄養価を変えて高める古来からの乾燥法。
だいぶざっくりまとめましたがこんな感じです。
栄養価に違いがあるの?
フリーズドライしたものと生(そのまま)の状態のものを比較した場合、大きく違う部分は水分の含有量のみでそのほかはまったくと言っていいほど変化がないようです。
つまり、そのままの栄養価を維持させて水分を抜いたものがフリーズドライです。
一方で天日干しした場合は栄養価が大きく変わります。
参考:ドライフルーツは栄養豊富!生の果実との違いは?【効果・効能】
こちらに比較がありますので参考にしてください。
見るのがめんどくさい方のために要約すると、天日干しの場合、ミネラルの含有量が格段に上がります。
全体的に見ても、生(そのまま)より栄養価が高くなっていました。
フリーズドライと天日干しで比べた場合、栄養価としては天日干しに軍配が上がります。
太陽様様ですね!
さいごに
フリーズドライと天日干しについて見てきました。
それぞれ良さがあるのでどちらがいいとは言えませんが、昔からある天日干しという乾燥法は、これから先も太陽がある限りずっと残り続けるでしょう。
一方、天日干しでできないことはフリーズドライでやってくれるので、今後も2つの乾燥法に注目です!
ドライフルーツのイチゴはあずみ野フーズで取り扱っていますので、お気軽にご連絡ください。
グラム指定も承ります。
参考:あずみ野フーズ商品一覧